住宅用火災報知器(警報器)の設置義務
平成16年の消防法改正に伴い、住宅や共同住宅の各居室や階段の天井などに住宅用火災報知器(警報器とも言う)を平成23年6月1日までに設置することが義務付けられました。
平成24年以降の失火を原因とした住宅火災について火災報知器の効果を分析したところ死者数・焼失面積共に半減したそうです。
全国の設置率は90%を超え、社会的損失も半減したようです。
火災報知器と火災報知機の違いは、最後の文字が機の方が公共施設や会社などに付いているもので感知した際は、「音+非常ベルが鳴る+消防署に連絡」といったような機能で、火災報知器とは別物だそうです。
火災報知器とガス警報器の違い
ガス警報器
火災報知器
火災報知器には、法的な設置義務がありますがガス警報器はどうでしょう。
LPガス(プロパンガス)には、法的な設置義務がありますが都市ガスには法的設置義務はありません。
訪問販売などで、消火器やガス警報器の設置義務があるから付けた方がいいですよ!などと営業されても話に乗らない様に注意してください(高いので)、ガス会社のリースも高くつきます。
設置義務が無いからと言って付けないより付けた方が良いです!ホームセンター、量販店で安く売ってます。
火災報知器は天井に付いていて電池式になります。
ガス探知器は電源が必要なので、壁付けの物が多いですが天井のシーリングなどに取り付けることもできるので壁付けのみということもありません。
都市ガスは天井付近の壁に付いていますが、LPガス(プロパンガス)は床上30cmほどの所に付いています(ガスの比重の違いです)
火災報知器のメンテナンス
一般的に住宅用火災報知器は配線の要らない電池式を採用しており、電池の寿命は10年です。
平成18年以降の新築建物より設置が義務付けられたので、多くの住宅で交換の時期になります。
年1回は点検を行ったほうが良いでしょう。
①本体の側面などに記入した「設置年月日」または、本体記載の製造年月日を確認
②定期的な作動確認を行います
正常な場合はお知らせメッセージまたは火災報知音がなります。
③音が鳴らない場合
電源がセットされているか確認し、それでも鳴らない場合には電池切れか機器本体の故障